【レポート】会社役員育成機構(BDTI)女性のための一日役員研修『特別国際ガバナンス塾』 & パネル・ディスカッション付懇親会

11月4日、外務省主催女性が輝く社会づくりを目指す“シャイン・ウィークス”の公式サイドイベントとして女性のための一日『特別国際ガバナンス塾』を開催しました。『役員力』強化のためコーポレート・ガバナンスの基礎、会社法&金商法の基礎、役員としての財務諸表の見方、これら知識をベースとして模擬取締役会も含んだケーススタディと盛り沢山な内容です。ご参加いただきました皆様には、ハードな時間割にもかかわらず最後まで熱心に取り組んでいただきました。

2015.12.10 CHUBB リスクセミナー : 『今後期待される取締役の責任と役割』 (JACDと共催)

開催日時:2015年12月10日(木)14:00~19:00予定(カクテルパーティー含)

● 会 場:ホテル・ニューオータニ(東京・四ツ谷)
● 参加費:無料

                                                 ―プログラム―

14:00-14:10 ご挨拶
14:10-14:50(40分) 基調講演
『日本企業のコーポレート・ガバナンス』
 スピーカー: 斉藤 惇 KKR Japan Limited 会長

14:50-15:30(40分) セッション1
『世界から見た日本の資本市場』
スピーカー: Jamie Allen アジアコーポレート・ガバナンス協会 事務局長

2015.11.30 会社役員育成機構(BDTI)『国際ガバナンス塾』

2015年11月30日にBDTI一日プログラム研修の『国際ガバナンス塾』が開催されました。
BDTIでは、取締役や監査役など役員として、また業務執行役、部長、室長など役員を支える
立場の方としての基本的な能力を身に着けるための研修「国際ガバナンス塾」を定期的に開催しています。

今回はアメリカからの参加者も含め6名の方が参加して頂き、多様な視点からいろいろな意見が交換されました。

役員研修についてのコーポレートガバナンス・コード対応調査結果

~上場企業が新たに開示した報告書から見たコーポレートガバナンス・コード原則4-14取締役・監査役の研修への取組みの現状~

公益社団法人会社役員育成機構(BDTI)
2015年9月1日

【調査結果】

調査対象とした66社は、コーポレートガバナンス報告書もしくはガイドラインを早い段階で開示しているという点で、CGコード対象企業の中でもこれに積極的に取り組んでいる企業だという点は評価すべきものがある。しかし、全体としてコンプライ・オア・エクスプレインの取り組みは今後一層の努力が望まれる結果となった。

2015.11.04 外務省主催”シャイン・ウィークス公式サイドイベント 女性のための一日役員研修会社役員育成機構(BDTI)『特別国際ガバナンス塾』& パネル・ディスカッション付懇親会

コーポレート・ガバナンスの要『役員力』の向上を目指して役員研修を提供するBDTIは、女性が輝く社会づくりを目指す“シャイン・ウィークス”の趣旨に賛同し、特別プログラム(注)を実施します。(注)女性のための『特別国際ガバナンス塾』には懇親会も含まれますが、懇親会のみのご参加も可能です!

東芝の第三者委員会報告書も 「役員研修」を推奨

BDTIでは、東芝事件の根本的の原因の一つは、外部機関による徹底した役員研修の欠如だと思っています。執行役員の全員にその段階で(つまり役員になる前の段階で)役員研修を義務付けていたら、より早いタイミングで社外取締役などへの内部通報で暴走が止まったと思われます。東芝の第三者委員会も同じ考えのようです。

 

2015.09.15 会社役員育成機構(BDTI)の『国際ガバナンス塾』(一日役員研修プログラム)

BDTIでは、コーポレートガバナンス・コードの提唱者であるニコラス・ベネシュを初め各分野の専門家が、取締役や監査役としての基本的な知識を身につけるための研修「国際ガバナンス塾」を定期的に開催しています。執行役・部長など役員を支える立場の方々にとっても、この知識は不可欠なものです。ケース・スタディを随所に組込んだ実践的な研修です。

講義内容
当日の講義には最新の動向を盛り込むため、一部内容を変更させていただく場合があります。予めご了承ください。 ※尚、お申込みいただいた方には、eラーニングコース「会社法」の6ヶ月無料使用権が付与されます。

Ⅰ.「役員力」:役員は何を、なぜ目指すべきか

2015.02.24 会社役員育成機構(BDTI)『国際ガバナンス塾』(一日役員研修プログラム)

BDTIでは、コーポレートガバナンス・コードの提唱者であるニコラス・ベネシュを初め各分野の専門家が、取締役や監査役としての基本的な知識を身につけるための研修「国際ガバナンス塾」を定期的に開催しています。執行役・部長など役員を支える立場の方々にとっても、この知識は不可欠なものです。ケース・スタディを随所に組込んだ実践的な研修です。

講義内容
当日の講義には最新の動向を盛り込むため、一部内容を変更させていただく場合があります。予めご了承ください。 ※尚、お申込みいただいた方には、eラーニングコース「会社法」の6ヶ月無料使用権が付与されます。

Ⅰ.「役員力」:役員は何を、なぜ目指すべきか
  1. 受講者の課題意識の共有
  2. ガバナンスとは(「経営」との違い)?なぜガバナンスが必要か?
  3. 企業を取り巻く環境変化とガバナンスの新しい挑戦課題
  4. 役員の役割
  5. 企業風土の改革の難しさとトップの行動の重要性
  6. 「役割力」、役員としての論理、ベスト・プラクティス
Ⅱ.会社法に規定された取締役会と取締役の責務
  1. 取締役会に関わる会社法のルールと実務
  2. 取締役の義務と責任
  3. 株主代表訴訟、経営判断の原則
  4. 不祥事の実例を素材に、「もし自分がその場にいたら、どうすべきか?」
  5. 企業不祥事を起こさないためのポイント
  6. 実務上の工夫について討論
Ⅲ.金融商品取引法の要点
  1. なぜ金商法を知るべきなのか?
  2. 役員・従業員にとってのリーガルリスクと会社のリスク
  3. 企業をと取り巻く環境変化とガバナンスの新しい挑戦課題
  4. 虚偽記載事件の例
  5. 役員としての留意点
Ⅳ.財務諸表の読み方と企業価値
  1. 財務諸表の読み方:企業戦略と数値を結び付けて考える
  2. 数字や勘定項目の裏を見極める
  3. 企業価値評価と資本コスト
  4. 粉飾決算実例の分析:実際の有価証券報告書を使用したミニケース
Ⅴ.ケース・スタディ 事例で考える「真のグローバルカンパニーとは?」「貴方ならどうする?」
  1. グローバルカンパニーとしての優位性とガバナンスの関係
  2. 不正会計
  3. 海外不祥事
  4. 内紛劇
対象 取締役・監査役・執行役員・部長・ガバナンス担当者
定員 最大8名
会期 1日(9:00~18:00)
受講料 一般:¥65,000 賛助会員:¥39,000(両方、税込)

注: 開催日3週間前からのキャンセルはキャンセル料10,000円をお支払いいただきます。

場所 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-2(新日石ビル 9F)株式会社JSP本社 会議室

注: 受講者の方は、当日新日石ビルの9F会議室へ直接お越しください。

法律面の知識のみにとどまらずに、激しく変化し国際化するビジネス環境を踏まえてガバナンスに必要な広範な分野の知識習得を目指します。また、毎回少人数で開催し、講義に加えケース・スタディで他の受講生と意見交換して互いに学び合うといったインタラクティブなコースは、参加者から「腑に落ちた」「分かり易い」と好評をいただいています。

※『国際ガバナンス塾』にお申込みいただいた方には、eラーニングコース「会社法」の6ヶ月使用権が付与されます。2~3ヶ月に1回のペースで開催しております。 お問い合わせはこちらから。 (尚、『国際ガバナンス塾』役員研修コースとは別に、会社役員育成機構が提供するeラーニングコース「会社法」「金商法」「コーポレート・ガバナンス」では知っておくべき基礎知識を効率的に学習できます。(a)講師別、各コース別(b)すべてのコースを受講できる無制限パッケージ等をお選び頂けます。)

次回国際ガバナンス塾への

 

なぜ研修が必要なのか? -BDTI研修から見えてきたこと-

1) 役員であることの意味を深く考え、理解する必要がある

  • ž 役員の役割、取締会の仕事について再認識した。取締役の重要性を再認識した。
  • ž このような機会が今までなかったため、一つ一つの説明、ケーススタディが非常に刺激になった。
  • ž 直近で取締役に就任し、きちんとした知識を持っていなかった。今回の研修を機に身に着けるべき知識などを認識することができた。
  • ž 会社法、コーポレート・ガバナンスなど概要は知っていたが、中身を突っ込んで体系的に知る機会を持った。
  • ž 新しい知識が多く、またすでに知識として持っていたものでも研修で考え方に魂が入った事項も多かった。
  • ž どの講義も大変濃密だった。
  • ž 知識だけではなく、役員としての心構えが重要。

2) 役員の実務と自身が果たす役割との関連を意識する必要がある

  • ž それぞれの分野で、具体的にお話をいただけて役員として気を付けるべき事項を理解することができた。
  • ž 「難しい局面でマヒしない即時対応力」の基礎を学んだ。
  • ž 会計の分野は一応知っているつもりでしたが、不正発見の視点について、様々な気づきがあった。

3) 具体的な事例を基に新たな知識を学び、考え、発言して実践力を強化する必要がある

  • ž 知識を整理できたと同時に、ケーススタディを通し、実際のケースでの適用事例が分かり理解が深まった。
  • ž 事例に基づいたコメントが有意義だった。
  • ž どのような視点や注意点があるのか、どこを注視すべきかについては様々なケースを題材に分かりやすく解説してもらった。
  • ž 一方的な講義ではなく、質疑も盛んで、理解も深まる

4) 日常を離れ会社について長期的視点を持って考える時間を持つ必要がある

  • ž 目線のレベルを常に高く持つことが大変重要であると改めて気づいた。
  • ž どうしたら日本社会のコーポレート・ガバナンスを浸透できるのか、私なりに考え、全力を尽くしたい。
  • ž 将来担うべき責任や業務に対する『気付き』として多くの収穫があった。
  • ž 書籍だけでは得られない学習機会。

* 会社法、金商法、財務、M&Aの基礎的知識は『役員力』に不可欠です。多くの日本企業では、特に財務知識が不足している方が多くみられます。