【メトリカル】独立取締役比率50%超の会社は収益性、株式評価が高い

独立取締比率が上昇しています。9月末Metricalユニバース1,781社のうち独立取締役が過半数を占める(独立取締役比率50%超)会社は280社まで増加してきました。独立取締役が過半数を占める会社の特徴を中心に検証してみたいと思います。

下チャートはMetricalユニバースにおける独立取締役が過半数を占める(独立取締役比率50%超)会社数の推移を示しています。Metricalユニバースは1,800社弱なので、独立取締役が過半数を占める(独立取締役比率50%超)会社はユニバースに占める割合は2023年9月末現在でようやく15.7%に上昇したところですから、過半の会社の取締役会で独立取締役が過半数を占めるにはまだ相当の時間がかかりそうです。しかし、少しずつその会社数は増加しています。

【メトリカル】資本コストや株価を意識した経営戦略を開示は今でも少ない

東証が8月29日に開催された「第11回市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」の資料「「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する企業の対応状況とフォローアップ」を公表しました。本資料の概要を下記にお示し、論点を考えてみたいと思います。

「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開⽰状況
 今般の「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請を踏まえた上場会社の開⽰状況について、コーポレート・ガバナンス報告書※の記載に基づき集計実施 (3月期決算企業のCG報告書が出揃った7月中旬時点で集計)
※ 今般の要請では、開示を⾏う書類の定めはないものの、開示を⾏っている旨やその閲覧⽅法について、CG報告書への記載を求めている
 今般の要請では、計画策定・開示の前提として十分な現状分析や検討が求められるため、開示時期に関して具体的な期限を定めていないものの、既に、プライム市場の31%(379社)、スタンダード市場の14%(120社)が開⽰済 (3月決算企業を対象に集計。3月期決算以外の企業では、プライム市場20社、スタンダード市場28社が開示)
 うち、具体的な取組み等は現在検討中(今後改めて公表)とする会社も一定数(開示した企業のうち、プライム市場では3分の1程度、スタンダード市場では3分の2程度)