東京証券取引所(TSE)は最近、日本の上場企業による英語の開示を強化するため、海外の機関投資家に開示に関する調査への参加を呼びかけました。 調査の結果、英語による開示の要望が強く、80%の回答者が決算報告の英語での開示が必要であると回答し、74%がIR資料についても同様と回答しています。
東証は2022年4月に新しい市場構造への移行を計画しており、改訂されたコーポレートガバナンス・コードには、新しいプライム市場の上場企業は「開示文書で必要な情報を英語で開示、提供する必要がある」という原則が含まれているため、これらの結果はかなりタイムリーです。
プライム市場に上場する企業は、グローバル投資家との建設的な対話を通じて、中長期的な企業価値を向上させることが期待されています。調査では、多くの海外機関投資家が、英語の開示が不十分であることが上場企業との対話や投資決定に影響を与えていると指摘しました。英語の開示がさらに進展することで、建設的な対話が強化され、日本企業への投資が拡大することが期待されます。
東証をパートナーとしてお迎えし、ICGN”ICGN’s Excellence in Corporate Governance Programme“を開催します。このコースでは、グローバルに分散投資するポートフォリオを有する機関投資家が、企業のコーポレートガバナンスの実践と長期的な価値を生み出すためのアプローチをどのように分析するかについて認識を深めます。 カリキュラムは、日本のコーポレートガバナンス・コードの最近の改訂と JPX、特に新しいプライム市場に上場する企業に期待される基準に焦点を当てます。
【開催日時】 2021年10月5、12、19、26の4回
【参加方法】 オンライン
【コース内容】
- グローバルな機関投資家の視点:40か国以上に拠点を置き、54兆ドルを超える運用資産に責任を持つICGNメンバーの意見
- ベストプラクティス:議決権行使方針および企業との対話においてICGNメンバーが使用するICGNのグローバルガバナンス原則に基づく
- 日本における応用:国内の法令/基準が適用される日本における応用とグローバル基準と国内基準の相違の明確化
- 実践的な経験:海外投資家による実際の事例研究と事前収録した基調講演の視聴」
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【講師陣とコースの形式】
ICGN の講師陣は、企業および投資分野での実務経験を持つ一流の専門家グループです。 各 90 分のモジュール。国際的な客員講師によって提供される知見と事例研究(同時通訳付き)、および主任講師からの日本語による講義が含まれます。 また、参加者は著名なガバナンスの実践者からの 15 分間の基調講演(録画)を視聴することができます。
ぜひご参加ください。
詳細はこちらからもご確認いただけます:https://www.icgn.org/events/icgn-excellence-corporate-governance-programme-2021