結論) 「できあがったのは「イメージ」のみ
参議院議員選挙後には内閣改造が行われる可能性もあり、在任2年になる塩崎厚労相が交代することも考えられる。GPIFのガバナンス改革に旗を振って来た大臣がいなくなると、議論が元の木阿弥になることもあり得る。
何せ年金部会で了承されたのは「GPIFガバナンス強化のイメージ」である。素案でも骨子でもない。厚労省には運用に対する実質的な指揮権限を持ち続けたいと考える官僚も少なからずおり、独立行政法人でなくすことへの抵抗もまだまだある。
「イメージ」の中でも厚労相の責任などが強調され、大臣の許認可権限を維持することは明示されている。役所として許認可権限を握り続けるという意思が示されているわけだ。
いつになれば、年金加入者の利益を第一に考える国際水準の運用ガバナンス体制ができあがるのか。まだまだ予断を許さない。」
全文をを読んで:
http://d.hatena.ne.jp/isoyant/20160218/1455763308
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/238117/010700014/?author&rt=nocnt