2016.04.27 みずほ総合研究所主催:「コーポレートガバナンス・コード」フォローアップセミナー

BDTI代表理事 ニコラス・ベネシュが講師を務める、「コーポレートガバナンス・コード」フォローアップセミナーが4月27日(水)13:00~17:00 みずほ総合研究所 セミナールームにて開催されます。

コーポレートガバナンス・コード(以下CGコード)が上場企業に適用され、もうすぐ1年が経ちます。開示資料を提出して一通りの対応を終えた企業でも、「自社のComply、Explain の線引きは本当に正しかったか?」「このExplain で十分だろうか?」「こんな抽象的な表現でも株主は納得するのか?」といった疑問は残っていませんでしょうか。
また1年目は「検討中」としていた部分も、2年目を迎える今、株主総会を前にしてどのような質問が来るのか不安はありませんでしょうか。本講座では、コードの提唱者であるニコラス・ベネシュ氏と当社の実力派コンサルタントがタッグを組み、各社がベストプラクティスを導くためのヒントを豊富にお伝えします。
コード本来の目的を再確認した上で、ガバナンス報告書をもとにした企業の対応状況分析、情報開示の「質」についての検証、さらに株主が重要視する項目については実例を点検し、具体的な改善策の呈示を行います。
また講義では、今後のコード改訂対象になり得る項目・内容、および投資家が何を期待するか、についても解説します。

詳しい内容やお申込みはこちらより:
http://www.mizuhosemi.com/section/group/28-1021.html

講義内容
★当日の講義には最新の動向を盛り込むため、一部内容を変更させていただく場合があります。予めご了承ください。

1.CGコードへの対応状況分析と課題【坂入】

CGコードへの対応状況に関するアンケートの分析結果を踏まえて
そもそも「CGコードの精神」を理解していたか?~Comply、Explainの真の意味とは?
対応状況による3分類 ― 自社はどれに該当するか?形式的対応への警鐘

2.CGコードで何が求められていたのか?
~コード提案者が今後の展望も踏まえ解説【ベネシュ】

CGコード導入の経緯を振り返る
コードを読んだ国内外の投資家は何を期待するか?
「コーポレートガバナンスに対する基本的な考え方」を軽視してはいけない
「独立社外取締役の有効な活用」と「取締役会の活性化」の方法は?
具体的な解決策を提示せよ~最も重要なのは指名プロセス、(諮問)委員会の設置、研修、自己評価、その他の具体的なプラクティスとは?
取締役会はCG報告書を読んで自社の状況を理解しているか?
「 今のボードメンバー・構成では、導入したい基準に合っていない」場合はどうすれば良いか?(今すぐには、厳密に言えば遵守できない場合、どうすれば良いか?)
コーポレートガバナンスをめぐる今後の展望~3年後、5年後の対応を見据えて

3.ガバナンス報告書から読み解く!株主が見る重要項【ベネシュ、坂入】

コード対応1年目を終えて、Comply/Explain の境界線や判断基準に不安は残っていませんか?また報告書への記述、株主総会対応は十分であると確証を持てていますか?このセッションではCGコードの中の重要(又は、対応しづらい場合が多い)項目について、実際の報告書例をもとに、良い点や改善点などを指摘、グットプラクティスへの筋道を呈示します。事前にいただいた質問、また当日いただく質問にもインタラクティブにお応えします。

重要項目について実例をもとに検証
― 評価できる点、さらに良くするには?/改善点
重要項目例:1.1 株主の権利の確保

①反対の理由や反対票が多くなった原因の分析、株主との対話の要否
1.2 株主総会における権利行使
⑤信託銀行等の名義で株式を保有する機関投資家の議決権行使
1.3 資本政策の基本的な方針
1.4 いわゆる政策保有株式
中長期的な経済合理性や将来の見通しの検証、議決権行使の基準
3.1 情報開示の充実
(ⅱ)本コードのそれぞれの原則を踏まえた、コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方と基本方針、とは何か?
(ⅳ)取締役会が経営陣幹部の選任と取締役・監査役候補の指名を行うに当たっての方針と手続
(ⅲ)取締役会が経営陣幹部・取締役の報酬を決定するに当たっての方針と手続
4.1 取締役会の役割・責務(1)
③最高経営責任者等の後継者の計画(プランニング)に関する監督
4.6 経営の監督と執行
4.7 独立社外取締役の役割・責務
4.10 任意の仕組みの活用
4.14 取締役・監査役のトレーニング
5.1 株主との建設的な対話に関する方針
①株主との実際の対話(面談)の対応者は、経営陣幹部または取締役(社外取締役を含む)が面談に臨む

上記重要項目に対する質疑応答 ― 自社のガバナンス報告書を見ながら
重要項目以外に対する質疑応答

4.まとめ~CGコード適用2年目に何をすべきか、今後のロードマップ~【坂入】

ご意見・ご質問を募集します!

※ご講義で取り上げる際は、お会社名は公表しません。
※ご質問等は当日も受け付けます。

①自社のCGコード対応について現在不安に思っていることは何ですか?
②ガバナンス報告書を提出した今、これから問題となりそうなことは何だと思いますか?
③その他ご質問等があればご自由にご記入ください。

(ホームページからお申込みいただく場合は、お申込みフォームの連絡事項欄にお書きください。)

★当日は自社のガバナンス報告書をお持ちいただくとより一層理解が深まります。★

詳しい内容やお申込みはこちらより:
http://www.mizuhosemi.com/section/group/28-1021.html

BDTIについて BDTIでは、取締役や監査役など役員として、また業務執行役、部長など役員を支える立場の方としての基本的な能力を身に着けるための役員研修「国際ガバナンス塾」を定期的に開催しています。(オーダーメイド役員研修も、承っております。)また、「会社法」「金商法」「コーポレートガバナンス」の基礎をオンラインで学べる低価格のeラーニングコースを提供しています。詳細はこちらから。講座の概要は以下の通りです。

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