「年金積立金管理運用独立行政法人は、平成27年9月16日、資金運用においてESG(環境、社会、ガバナンス)の視点を反映させる国連責任投資原則の署名機関になりました。
ESGの取組みに係る基本方針
○ GPIFは、投資原則の1つとして、「株式投資においては、スチュワードシップ責任を果たすような様々な活動を通じて被保険者のために中長期的な投資収益の拡大を図る」こととしており、国内においては、日本版スチュワードシップ・コードに基づいた取組みを行ってきたところである。
○ こうした対応は、年金積立金の運用は、専ら被保険者の利益のために、長期的な観点から、安全かつ効率的に行うこと等とされていることを踏まえ、「企業価値の向上や持続的成長を促すことで被保険者のために中長期的な投資リターンの拡大を図ることは、年金積立金の性格からも適切」であるとの考え方に基づいている。
○ 投資先企業におけるESG(環境・社会・ガバナンス)を適切に考慮することは、この「被保険者のために中長期的な投資リターンの拡大を図る」ための基礎となる「企業価値の向上や持続的成長」に資するものと考える。
○ このため、GPIFとしては、スチュワードシップ責任を果たす一環として、ESGへの取組みを強めることとし、
(1)運用受託機関が行っている投資先企業へのエンゲージメント活動の中で、これまで以上にESGを考慮した「企業価値の向上や持続的成長」のための自主的な取組みを促す、
(2)GPIFのESGに対する考え方を明確にするため、国連責任投資原則に署名する、
(3)並行して、ESGを考慮したスマートベータやアクティブ運用については、過去の運用実績も勘案し、超過収益が獲得できるとの期待を裏付ける十分な根拠を得ることを前提に取り組むこととし、研究を継続する
こととした。・・・」
続きはこちらより:
http://www.gpif.go.jp/topics/2015/pdf/0928_signatory_UN_PRI.pdf