BDTIは、7月10日、『スチュワードシップ、エンゲージメント、アクティビズムの交差点~海外の展開と企業側が取るべき体制~』と題するセミナーをホワイト&ケース法律事務所にて開催しました。
みずほ証券株式会社経営調査部上級研究員で一橋大学大学院商学研究科客員教授の田村俊夫氏から、『「所有と経営の分離」の終わりの始まり?』と題して、昨年来顕著になってきた米国のアクティビスト・ヘッジファンドのメインストリーム化の背景と要因、日本企業を取り巻く環境の変化と米国の新たな潮流が日本に示唆する今後の新たな投資家との対話についてお話しいただきました。
続いて、元資生堂IR部株式グループリーダーを務められ、現在、一般社団法人株主と会社と社会の和の代表理事山崎直実氏から、ご自身のコーポレート・ガバナンスとESGのコミュニケーションの実例から考察されるエンゲージメントの在り方についてご提言いただきました。
後半のパネル・ディスカッションでは、金融庁総務企画局企業開示課長の油布志行氏に「日本版スチュワードシップ・コード」について政策当局の策定意図と、今後、企業と投資家に望む対話の在り方について、ダルトン・アドバイザリー代表取締役清水雄也氏に投資家の立場から考える企業とのエンゲージメントについてご説明いただき、それぞれのお立場からさらにご意見を伺いました。
このセミナーで使用いたしました資料は以下からダウンロードできます(ユーザー登録が必要です)。
田村俊夫氏資料
http://bit.ly/U63HVQ
山崎直実氏資料
http://bit.ly/1mQfHHy
油布志行氏資料
http://bit.ly/1mlH7nt