先日、弊機構代表理事ニコラス・ベネシュはバンクオブアメリカ・メリルリンチで『日本のガバナンス向上に最も大切なこと ~ 日本株の回復へ ~』という題でスピーチを行いました。
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概要は以下の通りです。
・投資家は実行を指揮・統制するガバナンスと組織体制について説得されたい
・多くの上場企業では、「共同体」の会社概念と社内出身の取締役が圧倒的な過半数を占める役員会によって生じる幾つかの傾向が、実行を指揮・統制するガバナンスの障害となっている
・年功序列・内部者依存の曖昧な昇格プロセスから生じる取締役会構成にはいくつかの弱点がある
・「専門家役員・部門」に頼りがちな役員会では、十分な議論、集団意思決定の良さが起きにくい
・まず、納得できる、実行を指揮・統制するガバナンス(取締役会メンバー)に必要な知識を共有させることが大事
・ほとんどの主要株式市場(アジアを含め)では、役員研修について何らかのルールが設けられている(日本にはない)。