アメリカ司法省は17日、大手商社「丸紅」が、アフリカのナイジェリアでの事業の受注を巡って、地元の政府関係者に賄賂を贈ったとして、調査を行ってきましたが、このほど丸紅側が、およそ42億円を支払う代わりに、起訴を猶予することで合意したと発表しました。
(NHKニュースより。記事の全文はこちら)
丸紅社のニュースリリースはこちらです。
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【Morrison- Foerster ニュースレター】 FCPAの拡張的解釈が再び日本企業に及ぶ:ナイジェリア贈賄スキャンダルに関連するFCPA違反による起訴事例で和解した二番目の日本企業 http://www.mofo.jp/topics/legal-updates/tlcb/20120210.html
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