三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社の入江和彦様と一橋大学の野間幹晴教授は「社外役員の独立性と企業価値・業績」という論文を執筆しています。この論文では、コーポレートガバナンス報告書をもとに行われた実証分析の興味深い結果が発表されています。
一つは、高い企業価値を生み出すのは特定の利害関係者ではない独立性の高い社外取締役であることです。つまり、単に社外取締役を導入することが企業の評価を高めるのではなく、社外取締役の独立性が重要であるということです。二つ目は、社外監査役の場合、独立性の重要度は低く、事業理解度の高い社外取締役がより良い企業業績をもたらすということです。
論文は下記のリンクからダウンロードすることができます。http://bdti.mastertree.jp/f/obnw69kl