「ISS は14 年の方針変更はないが、15 年以降にROE 基準導入を検討
主要な議決権行使助言会社である ISS とグラス・ルイスの14 年議決権行使助言方針の変更点が明らかになった。まず、ISS については、14 年の議決権行使助言方針の変更点はない。しかし、ISS は15 年以降にROE を役員選任基準に採用することを検討することを明らかにし、現在機関投資家等から意見聴取を行っている。ただし、現時点では同基準の採用時期は明示されていない。また意見聴取等の結果次第では採用を見送る可能性もある。
会社法改正法案の国会提出
「2013年11月29日、会社法改正法案が国会に提出された。ただし、会期が12月6日までのため、継続審議とした上で、来年(2014年)の通常国会での成立を目指す可能性が高いだろう。」
http://www.dir.co.jp/research/report/law-research/commercial/20131205_007976.html
法案の概要
http://www.dir.co.jp/research/report/law-research/commercial/20131205_007976.pdf
解説
http://blog.goo.ne.jp/tks-naito/e/57d1e4ff7477e24b125e5996e96abfe5
2014.02.12 会社役員育成機構(BDTI)無料セミナー『スチュワードシップ・コードと外国投資家のESG情報開示要求~日本版「コーポレート・ガバナンス・コード」制定へ弾み?~』
企業に対するESG情報の開示に対する機関投資家の要求が世界的に高まる中で、日本における今後のESG動向について取り上げ、有識者をお招きして無料セミナーを開催します。本セミナーは、今後加速する日本におけるESG投資とソフト・ロー「コード」の方向性を整理していただく機会となります。IRのご担当者に実務上役立つ情報をお届けするのみならず、ガバナンス推進の観点からは取締役会のメンバー・担当者の方々にこそ、ご参加頂きたいセミナーです。
SESC: エル・シー・エーホールディングスに係る有価証券報告書等の虚偽記載に係る課徴金納付命令勧告について(課徴金3億5,329万円)
課徴金の額は3億5,329万円らしいです。SESCのHPより:
北朝鮮など「汚職指数」最下位に、日本は18位に後退=NGO調査(ロイター記事)
「[3日 ロイター] -非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルは3日、2013年の「汚職指数」を発表した。対象となった177カ国・地域の中で、ソマリア、北朝鮮、アフガニスタンが最も汚職がはびこっている国として最下位となった。
野村証券: 「会社法では見送り、上場ルールでは努力義務 - 次の焦点は「独立性」
「改正会社法では選任義務化見送りだが、これは想定通り
11 月29 日、「会社法の一部を改正する法律案」が閣議決定され、現在開催中の第185 臨時国会に提出された。同法の見直しは、既に12 年9 月に要綱がまとめられていた。昨今の企業不祥事を受け、社外取締役の選任義務化が議論された模様であるが、結果的には、社外取締役を設置しない場合、設置することが相当ではない理由を定時株主総会で説明することとなり、選任義務化は見送られた。
日本監査役協会 『第77回監査役全国会議に係る「事前アンケート」集計結果』
2013年10月8日~11日に開催された第77回監査役全国会議の事前アンケート集計結果が11月12日に日本監査役協会から公表されました。取締役会への出席に当たり、付議議案や関連資料が必ず事前に提供されると回答した監査役は61.4%にとどまっています。
この他、取締役会での発言状況、どのような観点での発言だったか、取締役会や経営会議等の経営の意思決定プロセスにおいて影響力を発揮した点など、具体的な回答が記載され参考になります。
アンケートの内容は下記でダウンロードできます。
http://bit.ly/1bCxRXR
(法務省)-会社法の一部を改正する法律案
以下のリンクから会社法改正案その他のファイルをダウンロードできます。
法律案要綱[PDF]
法律案[PDF]
理由[PDF]
新旧対照条文[PDF]
証券アナリストジャーナル10月号「ファイナンシャル・ゲートキーパー」特集に注目
証券アナリストジャーナル最新10月号では「ファイナンシャル・ゲートキーパー」特集と題して、4本の論文が取り上げられています。ファイナンシャル・ゲートキーパーとは金融・資本市場の情報の規律を守る「門番」で、論文では監査法人、信用格付機関、セルサイド・アナリストの役割・留意点(「門番」としての限界)が論じられています。それぞれコーポレート・ガバナンスと密接に関連しているアクターですので、一読の価値はあると思われます。