1月23日、第30回社会保障審議会年金部会が開催され、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のガバナンスに関して「年金積立金の管理運用に係る法人のガバナンスの在り方検討作業班報告」が行われたことが株式・投資信託・ETFの総合金融情報サイトのモーニングスターに掲載されています。
「作業班報告では、現行の理事長による独任制を改め、「理事会による合議制」に移行することが望ましいという点で一致を見たとされた。新しい組織として日銀の体制をイメージしている。政府との関係では、公的年金の財政検証のプロセスに基づいて、厚生労働大臣がGPIFに目標利回りと許容リスクを示し、その目標利回りを達成するに足る基本ポートフォリオを策定し、厚生労働大臣の承認を得るという方向でおおむね一致した。ただ、理事会の役割と構成メンバーについては、意見が分かれ、作業部会としての結論を先送りしている。」