「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクト「最終報告書」、いわゆる「伊藤レポート」が公表になりました。野村証券のリサーチアナリスト、西山賢吾様はこのように書きました:
「 『最低限8%を上回るROE』へのコミットメントが求められる
最終報告書での主な主張点や提言は図表 1 に示した通りであるが、特に目を惹くのは、「日本企業は最低限8%を上回るROE をコミットすべき」との提言である。中間論点整理でも、グローバルな投資家との対話の際にはROE8%超を意識することが重要との言及があった。しかし、今回は、個々の企業の資本コスト水準は異なることを認めた上で、(1)グローバルな投資家から認められるにはまずは第一ステップとして最低限8%を上回るROE を達成することに各企業はコミットすべきであること、さらに、(2)ROE8%はあくまでも「最低限」であり、8%を上回ったら、また上回っている企業は、より高い水準を目指すべきであることが示された。JPX 日経インデックス400 の登場などで企業のROE に対する意識が高まっているが、今回の提言では一歩進んで、「資本コストを上回るROE 達成」への意識を高めることに言及した。」
http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140806002/20140806002.html
プレスリリスhttp://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140806002/20140806002-1.pdf