カナダの投資調査機関CK Capitalが発表した、上場企業のESG開示の取り組みによる世界の証券取引所ランキングで、主要証券取引所の中で日本の東京証券取引所が世界トップとの評価を受けました。SRIやESGの先進地域であるヨーロッパのユーロネクストやロンドン証券取引所を大きく突き放してのトップで、快挙と言えそうです。理由としてCK Capitalは「情報開示の内容や即時開示の点で完璧で、他の主要証券取引所に比べ包括的かつタイムリーなESG情報の開示がなされている」と高く評価しています。
ただしESG情報開示はゴールではなく、投資家や社会からの評価を受ける出発点です。長期的な企業価値創造を可能とする戦略を展開しているか、社会からの要請に応え責任ある経営を行えているか等、企業経営の質が最も重要です。
CK Capitalレポート(ランキングは27ページ): http://static.corporateknights.com/StockExchangeReport2013.pdf