三井住友信託銀行株式会社が上場企業におけるコーポレートガバナンスの対応状況の実態調査「ガバナンスサーベイ®2021」が発表されました。
社外取によるIR活動
面白いことに社外取締役によるIR活動をしている企業は多少は増えているけど実際は3割に満たないというのが現実です。
・社外取締役によるIR活動を実施している企業は6%(前年比+1Pt)に留まる
・社外取締役に対し投資家との対話への関与を期待する投資家は84%(前年比+28Pt)と大きく増加
・社外取締役によるIR活動を実施している企業は。投資家との個別面談を中心に実施
G:ガバナンスへの取り組み
ESG経営推進に欠かせない取締役会のスキルマトリックス-国内企業の開示状況は大きく伸びています。
・スキルマトリックス等を開示済の企業は4%から17%へ、作成予定の企業も22%から59%へと大きく伸長
・スキルマトリックス等を作成済の企業では、女性・外国人取締役や経営経験者である社外取締役の選任が進んでいる傾向も確認
英訳開示している書類(プライム)
・プライム市場を志向する企業において招集通知を英訳している企業は72%(前年比+10Pt)
・英訳での情報開示は全般として前年比推捗
・グローバルな機関投資家との建設的な対話を中心に据えた市場であるプライム市場においては、英訳も含めた情報開示の充実が一層期待される