ガバナンス塾の新講師の紹介

本日のガバナンス塾・第1限目「役員力を身につけるには」は、代表理事であるニコラス・ベネシュさんに代わり、理事で弁護士の田辺泰彦さんが講師を務める初めての回となった。どんな100分間となったのか、ファシリテーターとなった、同じく理事の市川佐知子が話を聞く。

市川)初めての講師、どうでしたか。

田辺)参加者の方がとても積極的で、楽しく終えることができました。BDTIの研修は、参加者同士で学びあうのが特徴ですが、今日もその良さが濃く出ていたと思います。

市川)講師として気を遣った点は何ですか。

田辺)ベネシュさんが話すよりも、ベネシュさんらしさを出す、という点です。「役員力・・・」はベネシュさんの汗と涙と愛がつまったセクションです。それをベネシュさん自身が語るのではなく、私が伝えるという形式の方が、むしろ良く伝わるという仮説を立てて始めたので、この仮説を実証しなければいけないと思いました。

市川)実証できましたか。

田辺)かなりの程度、実証できたと思います。ベネシュさんが自身の経験を通して得てきた、取締役としての哲学やベストプラクティスは、第三者の視点から見ると、すごく斬新で貴重です。この希少価値を、本人は気づきにくいかもしれないし、押し出しにくいこともあると思います。私という第三者のフィルターを通すことで、より鮮明にできたはずです。

市川)参加者の反応はどうでしたか。

田辺)ベネシュさんが厳選したケーススタディの中で、多くの参加者からとても良い論点が上がってきましたので、ベネシュさんの出題意図がしっかり伝わったことが確認できました。ディスカッションではさらに、経営者の判断の過ちはなぜ起きたのか、どうしたら防げたのか、とある参加者が問いかけ、複数の参加者から、経営のバランスや、企業価値創造の主体の明確化を念頭に置いた、解決策の提案まで出てきました。取締役会で実際に使えそうな、受容されやすい言葉の使い方まで紹介され、ベネシュさんのこだわるインタラクティブな研修、常に実践を意識したコンテンツが十二分に奏功して、充実した時間になったと思います。

市川)研修速報、ありがとうございました。

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