神戸製鋼事件を考える(続き3)

神戸製鋼の最終報告書が発表されました。
全80頁のうち、48頁以降は、再発防止策に費やされています。
かなりの分量を割き、再発防止に真剣な様子が窺えます。

その中で、取締役会を変えていくとした部分は、51〜53頁です。

(1)リスク管理、品質管理担当の取締役を設置する。
(2)社外取締役の割合を1/3にする。
(3)全事業部門長が取締役になるのはやめ、数を絞る。
(4)取締役会議長は、社外取締役とする。
(5)諮問機関として指名・報酬委員会を設置する。

などの方策が挙げられています。
(4)は、日本で実践している企業は多くなく、思い切った決断であると言えます。
社外取締役と話し合って決めたものと想像しますが、会社にとっても社外取締役にとっても、重大な転換でしょう。

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