9月3日、BDTI&一橋ICS共催のセミナー『役員と経営者の業績連動型報酬の将来像~10年後を見据えて~』を開催しました。
最初に田辺法律事務所の中西和幸弁護士が近時の役員報酬に関する課題と現行の制度、報酬委員会の役割について概観し、続いてペイガバナンス代表取締役阿部直彦氏が経営者の業績連動型報酬の内外の潮流と傾向、および過度なインセンティブを避けるなどの報酬リスク管理体制についての考え方と、役員業績連動型報酬制度の導入にあたっての報酬方針開示対応等について解説しました。
株式会社ディノス・セシール元取締役会長兼BDTI理事の上田昌孝氏から、ご自身の経験に基づき執行役員も含める業績連動型報酬制度の導入の際の組織上、経営上の課題とこれへの対応についてお話しいただきました。
最後のパネル・ディスカッションでは、現場で対応を迫られているご担当者からの具体的な悩みや企業トップ経験者からの今後の報酬制度についての俯瞰的な感想など多様なご意見が出て盛況のうちに終了しました。