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多様性ディスク
青い矢印をクリックしてディスクを回してください。
カーソルをディスクの下部にあわせると反転表示されます。
多様性の最適化 取締役会議長 多様性を組み合わせる 専門知識,リスク・マネジメント,人事,戦略,市場ノウハウ,企業家精神,コンプライアンス,監査,市場ノウハウ 役割,促進者,批判的な思考者,まとめ役,保守的思考を持つ者,統制者,実行者,開発者,独創的な思考者 比較優位,内国人,女性,年齢の高い者,障害を持つ者,外国人,男性,若手,障害を持たない者
多様性ディスクの使用方法
(© 2007 by Martin Hilb & Nils Jent, St.Gallen / Switzerland)
ボードの多様性は、競争上、有利にも不利にもなりうる。これは、以下の2点で決まる。
ボードの多様性は、現実社会よりも複雑であってはならない。仮に企業がスイス国内だけで経営されているならば、ボードにアメリカ人は必要ない
ボードの各メンバーが(長所とそれに伴う短所について)自己および他のすべてのチームメンバーの特徴を理解しているならば、ボードレベルでの多様性が付加価値をもたらす
われわれが開発したボードの多様性ディスクは、ボード実務において、次のように利用できる。
円盤の外周:ボードに必要な専門知識
最初に判断するのは、ボードレベルで必要となる専門知識の領域である。指揮・統制を効果的に行うことができるように、ボードは、経営トップのチームと同じ広さの専門知識を持たなければならない。
次に、必要となる専門知識がすでにボードに備わっているか、どの部分が欠けているのかを判断する。
たとえば、企業家精神の専門知識がボードに必要であり、有能で献身的な企業家がボードにいれば、円盤の反対側にある、たとえばリスク・マネジメントの専門知識などの補完的な専門知識を持つメンバーが必要となる。もし、ボードにリスク・マネジメントの専門知識を持つ者がいなければ、次の定時株主総会でそのようなボードメンバーを探さなければならない。
たとえ必要とされるすべての専門知識がボードに備わっていても、そのことが成功を保証するわけではない。ボードチームを効率的にするには、ボードの中での異なる補完的な役割を持つメンバーが必要である。
円盤の中間層:ボードチームの役割
ボードメンバーに自分に最も適したボード内での役割を挙げてもらうことで、どの役割がすでに備わっているかを判断する。補完的な役割は先と同様、円盤の反対側に置かれている。
たとえば、あるボードメンバーが持つ役割(と強み)が“促進者”であるとすれば、このメンバーの弱みはディスクの反対側にある“統制者”である。ボードメンバーが自己の強みと弱みを認識している場合に限り、補完的なスキルと役割を持つボードメンバーを適正に選定することができる。
円盤の内側:社会的データの比較優位性(比較に基づいた強み)
われわれはみな、各自の社会的データのカレイドスコープ(万華鏡)を持ち、それは次の円グラフで示される:
各ボードメンバーの社会的データの中で支配的なものは何かを判断される。上記の例では、この人物の行動に最も大きな影響を及ぼすのは年齢である。
また、この豊富な経験を持つ者の比較優位は豊富な知識である。その者の弱みは、最新のIT技術への適応能力である。
ボードチームの規模を最大でも7名に制限するため、3つの円盤上の特徴の組み合わせを考慮しなければならない。たとえば、あるボードメンバーのプロフィールは、人事の経験と実績/促進者の役割/年齢60歳(経験豊富)であるように。