2013.07.24 会社役員育成機構(BDTI)セミナー『三品和広教授が語る、成功する戦略、失敗する戦略 』

7/24(水)、公益社団法人 会社役員育成機構(BDTI)セミナー
(TMI総合法律事務所 / レクシスネクシス・ジャパン株式会社 協賛)

『 三品和広教授が語る、成功する戦略、失敗する戦略 』

神戸大学経営学部・大学院経営学研究科の三品和広教授をお迎えして、「成功する戦略、失敗する戦略」についてお話を伺います。

三品教授は、『戦略不全の論理』(2004年)、『戦略不全の因果』(2007年)の著作において、実証研究を基に、長期にわたって企業が業績をあげ、成長を遂げるためには、「事業立地」(ビジネスのランドスケープの中でどこに母屋を構えるか、誰を相手に何を売るか)の選択が決定的であること、成功する企業には、「自主自立の経営体制」「長い社長任期」「経営者の強い信念」「経営能力」の4つの条件が備わっているとの理論を導きました。日本の製造業には、長い間、赤字・業績不振に苦しむ業種・企業が少なくありませんでしたが、三品教授の研究は、失敗の原因を先取りして洞察しているとともに、大企業の成功へのヒントが多く含まれています。また、最新刊の『リ・インベンション』(2013年)では、『リ・インベンション』を成し遂げるために必要な組織改革、ガバナンスの課題といったことについての問題提起のみならず、内外の成功事例を深く分析されて、希望の種を我々に与えてくれます。

三品教授には、「戦略の不全」、「リ・インベンションの成功例」、「コーポレート・ガバナンス」という大きな枠組みでのお考えだけでなく、「経営職と管理職の違い」「経営職適格人材の採用・選抜は、上司の評価で行ってはならない」「所有と経営が分離しても企業が生き延びるためには、経営者適格人材の採用と育成に投資すべき」等の具体的な提言についてもご講演を伺います。

また、パネル・ディスカッションではTMI総合法律事務所パートナー、葉玉匡美弁護士にご参加いただき、企業法務弁護士としてのご経験に照らして、「日本企業の戦略(の失敗)」、「リ・インベンション」、 「コーポレート・ガバナンス(やるべきことと、やってはいけないこと)」について、三品先生のご講演に適宜触れつつ、ご自身の幅広い経験と視野から生まれたご意見を述べていただきます。さらに、鹿島建設株式会社取締役、平泉信之氏もディスカッションに加わります。なお司会はBDTI代表理事である大杉謙一が務めます。是非、セミナーにお越しいただき実務にお役立てください。

【開催日時】  2013年7月24日(水)15:30 – 18:00 (開場 15:00)

【開催場所】  TMI総合法律事務所セミナールーム
(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー22階)
http://www.tmi.gr.jp/about/access.html

【参加費】   5,000円 (税込)(一般、非会員)
3,000円 (税込)(賛助会員)

【定員】    130名

◆お申し込みは以下のURLをクリック、参加申込書をダウンロードし、ご記載の上、ファックス(FAX:03-6432-2338)、または電子メール(info@bdti.or.jp)に添付してご送付ください。

【講師紹介】
三品 和広 氏
神戸大学大学院経営学研究科教授
1982年一橋大学商学部卒業。1984年同大学大学院商学研究科修士課程修了。1989年米ハーバード大学文理大学院企業経済学博士課程修了、同大学経営大学院助教授に就任。北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科助教授などを経て、2004年から現職。専攻は経営戦略・経営者論。最近の主な論文・著書に『リ・インベンション』(東洋経済新報社)、『どうする?日本企業』(東洋経済新報社)、「日本企業の組織研究:過去から未来へ」(組織化学第44巻第1号、共著)、『戦略暴走』(東洋経済新報社)、「役員階からの展望:時機読解の戦略論」(組織科学第42巻第3号)、『戦略不全の論理』(東洋経済新報社)、『戦略不全の因果』(東洋経済新報社)、『経営戦略を問いなおす』(ちくま新書)など

葉玉 匡美 氏
TMI総合法律事務所 パートナー 弁護士、上智大学法科大学院実務家教授
1989年3月東京大学法学部卒業。LEC東京リーガルマインド講師を経て、1991年最高裁判所司法研修所入所。1993年検事任官。熊本地検検事などを経て、2001年~2006年、法務省民事局付検事として会社法・社債等振替法立案に携わる。その後、東京地方検察庁特捜部検事を経て、2007年TMI総合法律事務所へパートナーとして参画。2008年より上智大学法科大学院実務家教授、現在に至る。

平泉 信之 氏
鹿島建設株式会社 取締役
早稲田大学商学部卒業、株式会社PHP研究所勤務を経て、鹿島建設株式会社入社。バージニア大学経営大学院にて修士課程修了後、経営戦略室を経て、営業本部企画担当部長、財務省財務総合政策研究所研究部総括主任研究官、鹿島建設株式会社開発事業本部資産マネジメント事業部担当部長を歴任し、現職に至る。現在、株式会社アバンアソシエイツ顧問も務める。

大杉 謙一
中央大学法科大学院 教授、BDTI代表理事
東京大学法学部卒業、東京都立大学法学部助教授を経て現職に至る。コーポレート・ガバナンスやベンチャー企業法、事業再生等が主な研究・活動分野である。経済産業省 企業価値研究会、企業統治研究会、内閣府経済社会総合研究所M&A研究会等の委員も務める。著書には「会社法(共著 有斐閣 2011)」

BDTIについて BDTIでは、取締役や監査役など役員として、また業務執行役、部長など役員を支える立場の方としての基本的な能力を身に着けるための役員研修「国際ガバナンス塾」を定期的に開催しています。(オーダーメイド役員研修も、承っております。)また、「会社法」「金商法」「コーポレートガバナンス」の基礎をオンラインで学べる低価格のeラーニングコースを提供しています。詳細はこちらから。講座の概要は以下の通りです。

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