サマリー 「新規上場企業は、2007 年度から急激な減少トレンドとなり2009 年には19 社と過去最低を記録した。背景には新興市場に上場する企業の不祥事による上場審査の厳格化やサブプライム問題やリーマン・ショックを原因とする株価下落による調達環境の悪化があったといえる。しかし、その後リーマン・ショックによる業績への悪影響が一巡し徐々に回復の兆しが見えてきた。
直近の2011 年は当初50 社程度の上場も期待されたが、東日本大震災や、タイの洪水被害の影響もあって37 社にとどまっている。しかし、前年のほぼ2 倍に相当する会社が新規上場を果たしており、その中には従来のIPO 予備軍企業が市場の動向を見極め踏み切ったケースや、景気にあまり左右されなかった情報・通信業のベンチャー企業が上場したケースが含まれており、今年もその傾向は継続していると考えられる。2012 年上半期は上場企業数で17 社となり、7 月も3 社が上場するなど前年並み、あるいはそれを上回る着地が見込まれている。」
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