「東京電力の勝俣恒久会長は14日、国会が設置した東電福島第1原発事故調査委員会に参考人として出席し、電源喪失のリスクを伝える2006年の経済産業省原子力安全・保安院からの文書が、東電の社内伝達ミスで経営陣に伝わっていなかったことを認めた。また事故当時の首相官邸との連携について「反省材料が多々ある」と述べた。
弁護士の野村修也委員は内部資料として、04年のスマトラ沖地震を踏まえ、保安院が06年に「想定外の津波が来れば電源喪失の恐れがある」などと注意喚起する文書を、東電の上層部あてに届けたことを指摘した。
当時社長だった勝俣氏は「原子力本部止まりで、私には届かなかった」と社内の伝達がうまくいかなかったことを認め「届いていれば、場合によっては対応が図れたかもしれない」と述べた。、、、」
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http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/05/post-5633.html