深尾京司さんと権赫旭さんのレポート、斜め読みですが拝見しました。大変、有益な内容だと思います。
日本人(中高年は過去の経験で、また、普通のマクロ経済学の教科書で学ぶ若い人も)のイメージでは家計が貯蓄して企業が投資する、そして企業の投資が不十分(経済成長に)だと政府支出が行われ一定の財政赤字がある。というものでしょう。実際には、家計の貯蓄率は高齢化などで着実に低下しており、一方で企業の貯蓄が高い水準になっています。不十分な投資が成長率を下げ、期待成長率の低下で投資水準の低迷を正当化しているように思います。これもガバナンスだけの問題ではないですが、新規参入などで産業(特にICT投資の影響が大きい産業)が変わっていく仕組みが必要だと改めて思いました。
(ECONの指示に従ってアップしました)