セミナー 『グローバルな腐敗防止法の波:取締役会メンバーが知っておくべきこと』 (ウエストロー・ジャパン株式会社 ホワイト&ケース法律事務所 協賛)
近年、厳格な施行、巨額に上る罰金、域外管轄権の適用を伴った腐敗防止法・政策が世界的な広まりを見せています。米国の海外腐敗行為防止法(FCPA)、英国の贈収賄防止法(UK Bribery Act)、中国の修正された海外贈賄条項、アジア開発銀行や世界銀行の様々な取り組み等はわずかな例にすぎません。
立派な企業倫理を掲げている会社でも、組織が複雑化しグローバルになると、こうした新しいルールに違反しないようにするのは思ったより困難です。多国籍企業にとって腐敗や贈賄に関連する過失を回避することは自社のリスク管理や内部統制システム、取締役会の監視・監督にとって必須の事項となりました。
このセミナーでは、取締役会のメンバーや彼らを補佐するエグゼクティブ、管理職の方に、不測の事態を避け、どのようなアドバイスを求めればよいかを知っていただき、自社の損害・損失や評判の失墜が引き起こされないようにするために必要な基礎知識を提供いたします。また、このような基礎知識は、(1)なぜ「腐敗」はかなり広範に及ぶコンセプトなのか。そして、なぜ腐敗を撲滅することが世界経済にとって重要な事柄なのか、(2)なぜ企業はこの分野に対し真剣に取り組んでいかなければならないのか。そして、どのような方法で監視・監督を試みるべきか、(3)追加規制やビジネスへの影響はどのようになっていくのか、(4)どのようにして取締役会メンバーやエグゼクティブは自社の取り組み度合いや法令順守の化に対してよりよい理解や感覚を身につけられるか、(5)考慮すべき具体的な防止策にはどのようなものがあるか、といった全体像を理解するためにも必要です。
前アジア開発銀行ジェネラルカウンセルで、現在はホワイト&ケース法律事務所でシニアカウンセラーを務めるアーサー・ミッチェル氏に主題について日本語でご説明いただきます。また、多国籍企業が直面するリスク・マネジメント関連の観点や実務についての短いプレゼンテーションをデロイト・トウシュ・トーマツ・リミテッド、グローバル・コーポレート・ガバナンス・センターのマネージング・ディレクターであるダン・コニグスバーグ氏に行っていただきます(通訳付)。さらに、モルガン・スタンレー・ジャパンのエグゼクティブ・ディレクターであるグラント・ニューシャム氏に「現場」における腐敗に関する問題の実情、そして外国の多国籍企業が日本や他国でこの問題に対処するために使用しているメソッドの例についてお話しいただきます。
【出演者】
アーサー・ミッチェル 氏
(ホワイト&ケース法律事務所 シニアカウンセラー)
ダン・コニグスバーグ 氏
(デロイト・トウシュ・トーマツ・リミテッド、グローバル・コーポレート・ガバナンス・センター マネージング・ディレクター)
グラント・ニューシャム 氏
(モルガン・スタンレー・ジャパン エグゼクティブ・ディレクター)
ニコラス・E・ベネシュ (司会)
(BDTI代表理事)
【開催日時】 2011年10月18日(火)15:30 – 18:00 (開場 15:00)
【開催場所】 ホワイト&ケース法律事務所 (東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館26階)
【参加費】 5,000 円 (税込)
【定員】 46名
【協賛】 ウエストロー・ジャパン株式会社、ホワイト&ケース法律事務所
◆ お申し込みは以下のボタンをクリック、ウエストロー・ジャパン株式会社様の特設ページよりお願い致します。