「日本経済 緩やかな回復と難問の持続」 ヒュー・パトリック著

「 日本経済は常に難しい問題を突きつける。例えば、失業率が極めて低いにもかかわらず、賃金の上昇率が低いのはなぜか?異例な金融緩和と低金利が継続されているにもかかわらず、消費者物価は上昇せずデフレ懸念が払拭されないのはなぜか?研究開発投資が比較的高水準で実行されているにもかかわらず、国内の投資機会が少ないように思われるのはなぜか?日本人は、どうしてリスク回避的なのか?他の先進国でも見られる現象だが、生産性上昇率が低下した理由は何か?これらの疑問に対して全面的に回答することはできないが、本稿ではその回答への手掛かりを述べてみたい。

日本は、経済発展と成長の主要な成功モデルであった。しかし、過去 25 年における成長率は低迷し、2015 年の成長率はわずか 0.5%にとどまっている。例年のレポートにおいて、日本の足元の経済状況は常に主要なテーマであり、本質的にはポジティブなものであった。加えて本年のレポートでは、日本において重要なトピックとなっている貧困問題についても取り上げることとしたい。・・・」

全文はこちら: http://bit.ly/2hxEC6s

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