各国の市民の「金融リテラシー」について、S&Pが行った国際比較サーベイの結果を以下のリンクからダウンロードできます。大変に面白いです。日常生活の中で誰でも理解しないと困る、例えば「利子」の概念などについての簡単な四つの質問4つに正しく答えた割合でランキングしました。大体上位の国は一人当たりGDPが高い国です。例えば北欧諸国、イギリス、米国(若干低い)などは上位になっています。
日本は41%で先進国の中では低いランキングです。また、殆ど各国では、ジェンダーギャップも顕著であります。教育の行き届いた先進国でも男性のほうが女性よりも金融リテラシーが優位に高い現象はみられます。どうも旦那に任せているというわけでもありません。教育の高い未婚女性も金融リテラシーが低いです。
やはり簡単でも金融、ガバナンスなどについての教育が大事です。私は日本が先進国の中で比較的に低い(イタリアに次に下位)ことに驚着ません。程度の差でしかなく、この傾向は(男性が多い)日本の経営者の間にもあります。そのために、BDTIの役員研修一日コース日本語版では、ファイナンス(財務諸表の読み方)に3時間近くレビユーするが、英語版のコースは財務に時間をかけません。
https://www.mhfi.com/corporate-responsibility/global-financial-literacy-survey
http://www.economist.com/blogs/graphicdetail/2015/11/daily-chart-19
ニコラス ベネシュ