コンプライアンス違反企業、2011年度の倒産159件、調査開始以降で最多を記録(帝国データバンク)

少し古いデータですが、帝国データバンクが行った調査(第8回:コンプライアンス違反企業の倒産動向調査)によると、「2011年度に、コンプライアンス違反が一因で法的整理に至った企業は、前年度比38.3%増の159件となり、調査を開始した2005年度以降、最多を記録した」とのことです。 

「2011年度に、コンプライアンス違反が一因で法的整理に至った企業は、前年度比38.3%増の159件となり、調査を開始した2005年度以降、最多を記録した。このほか、業種別では「卸売業」(33件、構成比20.8%)、業歴別では「30年以上」(67件、同42.1%)、負債規模別では、「1~5億円未満」(69件、同43.4%)が最多となった。違反類型別では「粉飾」(59件、同37.1%)が6年連続でトップとなった。」

また、

「2011年度は、粉飾や業法違反以外にも、顧客からの預かり資産を不正に流用していたとして、金融商品取引業の登録取消処分となり、営業廃止に至った丸大証券(株)(東京都中央区、証券業)や代表社員がクライアント企業の粉飾決算に絡んでいたうえに業務上横領を行っていたことで監査法人初の破たんとなった隆盛監査法人(東京都千代田区、監査法人)など、モラルが問われる事例もあった。」(資料、4ページより)

と書かれています。

こちらのページより詳細なレポートをダウンロードできます。

 

 

 

 

 

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