みずほFGの総会、株主提案の第7号議案 定款一部変更の件 (役員研修の方針と実績の開示について)

第7号議案 定款一部変更の件(役員研修の方針と実績の開示について)

1.議案の要領

 定款に以下の条文を加える。

「当会社及び連結子会社における役員研修の方針、内容、実績を当社のホームページ上にて開示する」

2.提案の理由

 取締役及び監査役を選任する際、株主総会の招集通知に記載されている取締役候補者及び監査役候補者の略歴だけでは、各候補者が取締役もしくは監査役として適任者であるかを判断をする上で不十分である。個別部門での業務執行と会社全体の監視・監督は異なり、役員の職務を遂行するためには、役員としての義務や未経験の分野を含めた業務全般を熟知する必要がある。社外役員候補のみならず、候補者の大多数を占める社内出身者はこのような知識や心構えがどの程度備わっているか不明である。そのため、当社が役員研修の方針(誰が、いつ、何を受けるか)、内容(どのような内容で、期間はどれぐらいで、誰によって提供されているか)、実績(誰が受けて、誰が受けなかったか)を当会社のホームページにおいて開示することにより、株主は安心して選任することが出来る。また、開示のみに限定することにより当会社にとっての負担を少なくする。

 ◇当社取締役会の意見

取締役会としては、本議案に反対いたします。取締役会といたしましても、当社の取締役及び監査役は、その職務を遂行するために、幅広い知識や役員としての心構えを備えている必要があると認識しております。これらの幅広い知識や役員としての心構えは、さまざまな職務経験等を通じて培われていくものであると考えます。取締役会は、取締役及び監査役候補者の選定にあたり、業務全般に関する知識、社内外の職務経験を通じて培った幅広い識見や高い専門性等、会社役員として必要とされる知識・経験等を十分に考慮し、当社の取締役及び監査役として適任であると判断した人物を候補者として決定しております。そのうえで、株主さまに選任いただくために必要な情報を、法令に則り、適切に株主総会参考書類に記載しております。したがって、定款に本議案のような規定を設けることは不要と考えます。

http://www.mizuho-fg.co.jp/investors/stock/pdf/callnotice_10.pdf

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