最近、九州電力の第三者委員会が提出した報告書を巡って、郷原信郎先生のリードでTwitterで以下の有意義な意見交換が行われました。このやりとりで、「企業風土とは何か?どのようにすれば変えられるか?その責任と力を持っているのは、誰?」というとても重要な課題が注目されて来ます。
どの上場会社でも「企業風土」は大体深く根を下ろしています。概して、これはいい事です。しかし、郷原先生が仰るような「従来の会社の価値観からは悪いとされず、役職員本人も悪いと判断していない行為」(や考え方)が中核問題である題場合には、いくら社会的プレッシャーがあっても、改革を経営者ご自身のリーダシップだけで変えられますか?皆様はどう思いますか?
nobuogohara 郷原信郎
続き)今回の「やらせメール」は、経営者の方針に基づき、会社全体に浸透していた原発問題への不透明な対応の一環ですから、そういう行為を改め、止めるのは、経営トップが判断し、リーダーシップを発揮しなければ、岡本教授が言うところの「組織風土」が全体的に良くてもダメだということです。
nobuogohara 郷原信郎
続き)この組織風土のスコアは、従来から明白な不正とされる行為に対する役職員の行動の問題のようで、従来の会社の価値観からは悪いとされず、役職員本人も悪いと判断していない行為は、スコアの高い組織でも受け入れてしまうことも考えられる、というのが岡本教授の説明でした。(続く
nobuogohara 郷原信郎
組織風土調査は第三者委委員の岡本教授の専門ですが、(続く @yasushi2361 企業風土が良ければ,本来「やらせや仕込み」は起きない訳で,むしろ企業風土に問題が有ったから今回の事案が生じた訳で,「経営トップ」と「全役職員の平均値」が違う風土というのは無理が有るのでは
nobuogohara 郷原信郎
この企業風土調査のスコアは九州電力全役職員の平均値です。それが良いのに信頼失墜に至ったのは経営トップの問題だと指摘しています。RT @yasushi2361 第三者委報告書「九電の企業風土は大変優秀だ」との見解,報告書受領を受けてのこの経営トップの対応は,評価が誤りだったと云う事
nobuogohara 郷原信郎
続き)社会の側から指摘し、その力で現状を変えていくしかないのではないですか。第三者委員会報告書で示したのは、「やらせメール」という具体的行為の問題ではなく、原発問題に関連する不透明な企業行動、そして、過去の事実を覆い隠そうとする不透明な経営者の姿勢そのものです。
ベネシュ・ニコラス