2022年度活動報告・ 次年度予定

役員研修の会社役員育成機構(BDTI)

コロナもようやく落ち着き、BDTIの集合研修もzoom形式から従来の対面形式に戻っています。BDTIの支援者が2022年度に女性を対象に奨学金を提供して下さったおかげで2022度のBDTIオープン研修女性参加率は55%でした(2021年度は32%)。BDTIの使命である日本社会にガバナンスの知識を普及させるため、そしてその一環として女性管理職の活躍を推進するため、2023年度も50%という高い水準を維持していきたいと考えております。

経済産業省の調査によると、『役員研修に取り組んでいる 』上場企業はわずか20%です。また、当法人ベネシュ代表理事は、「スチュワードシップ・コードが機能すること」を目的の一つとして、ガバナンス・コードを提唱したのですが、残念ながら、今のところ新しい開示データは十分に分析・活用されていない状態です。BDTIはこれらの課題に引き続き積極的に取り組み、日本経済発展のために貢献して参りたいと思っております。研修の質と幅を広げていくためには、研修の設計や実施費用、講師の登壇代、販管費などの資金が必要となります。2023年度も皆さまの温かいご支援をどうぞお願いいたします。

2023年3月までの活動報告および2023年度の活動予定のご報告をいたします。 「活動報告および2023年度の活動予定」の詳細はこちらからご覧いただけます。

2022年度の活動報告
2023年度の活動予定
役員研修のBDTI
『BDTI女性役員研修奨学金制度2023』

目的:有望な女性役員候補にBDTI研修を受けるための奨学金を提供する制度です。BDTI研修は、コーポレートガバナンスの知識を早めに習得する機会となり、将来の役員人材を確保するうえで、企業にとっても機関投資家にとっても有益です。受講生参加型の研修は、各界で活躍する優秀な女性が集まって視野・ネットワークを広げるのに最適であり、企業に多様な見方をもたらす人材育成に役立ちます。キャリアアップやダイバーシティ向上プログラムの一環として役立ててください。

BDTI各種研修

10年以上続いている「ガバナンス塾」や英語の「Director Boot Camp」に加え、2021年に始まった「社外取塾」もBDTIの定番コースとして多くの方にご受講いただいております。「ガバナンス塾」で会社とは何ぞをはじめ、役員の基礎知識を学び、「社外取塾」で社外取締役の実践を学ぶ。セット受講で役員力を強化してください。BDTIのe-ラーニング会社法・金商法・コーポレートガバナンス)も受講生が1万人を突破した人気のコースです。低価格で好きな時間に受講でき、会社の機関、株式や株主総会、金融商品取引法の概要など重要な知識をわかりやすく解説しています。「ガバナンス塾」受講生には全4コースが6か月間付与されます。

上記3つの研修に加え、2023年度より新たに「ロールプレイ」役員研修がスタートします。実際に起きた事件をモチーフに設計された、ケーススタディに基づき参加者がロールプレイをする研修プログラムです。こんなに面白いコースを作ったことがありません。4月24日(月)、是非ご参加いただき、自身の取締役としての実力を試し、役員会における力学の理解を深めて下さい。定員は12名です。残りわずかですのでお早めにお申込みください。

BDTI ロールプレイ役員研修
また、新しく財務に不慣れな取締役・執行役員向けの「ファイナンス研修」を構想中です。財務諸表の読み方と財務分析に特化した、6週間の集中ファイナンスコースです。
BS・P&L・CF計算書、運転資本、CCC、投下資本、資本コスト、各財務比率等の計算方法・使い方を教え、財務諸表と財務分析を見る「勘所」を育てるよう設計を試みています。株価は何によって決まるのか、資本政策のトレードオフ、企業価値・買収先・事業部の価値評価方法、新規事業や既存事業からの撤退にあたっての考え方、アクティビストからのアプローチに対応する分析力を磨きます。自社や競合他社を分析するなど、財務三表と株価評価の理解を深め、受講者に合った実例を使って実施します。

今年の1月19日にはニコラス・ベネシュと初のオンライン意見交換会(飲み会)を開催しました。研修当日は議題以外の質問をするには時間が限られているため、このような場を作ってほしいというリクエストがあり、開催する運びとなりました。今後も皆さんの意見を取り入れながら様々な形でお互いにコミュニケーションが取れる場を設けていきたいと思いますので、このようなイベント(トピック)を開催してほしいというご意見がありましたらBDTIまでぜひご連絡ください。

2023年度も皆さまの温かいご支援をどうぞお願いいたします。

お問い合わせ先
公益社団法人会社役員育成機構(BDTI)の事務局までお願い致します。
TEL: 03-6432-2337 FAX: 03-6432-2338
Email: info@bdti.or.jp
Web: bdti.or.jp/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください